RE∞PLAY

第3話 雨上がりの街で

 歩きながら、シュンはため息をつきたい気分だった。(女の人に街を案内するって、あの有名な映画じゃあるまいし) とある国の王女が公務で訪れた滞在先を抜けだし、お忍びで街を散策して、案内してくれた男性と恋に落ちる。そんな一日を描いたロマンス映画…

第2話 彼女の正体

 濡れた髪と服をタオルで拭きながら、シュンは部屋の中でため息をついた。(ずぶ濡れの女の子がいたら、俺は家に上げるのかよ……) 我ながら現金すぎるし、チョロすぎる。 とりあえずシュンは女性を浴室に放り込み、シャワーを浴びさせた。(違う。濡れて…

第1話 憂鬱な朝

 ずっと、同じ毎日を繰り返している。 最近シュンはそう思うようになっていた。 一回目でも二回目でもなく、三回目の携帯電話のアラームを止め、シュンは布団の中でまた固く瞼を閉じた。 ――会社に行きたくない。 会社勤めの人間ならだれでも一度は思う…